一般歯科
虫歯予防を本気で考える
むし歯のリスクチェックを始めます。
歯磨きしているのにむし歯ができる、とお悩みではありませんか?むし歯予防は、歯磨きだけではありません。
むし歯になりやすい原因は何かを検査して、その原因に合わせて対処し、むし歯予防を計るべきものです。
以下で検査内容をご説明いたします。
唾液量の測定
唾液の中には、消化酵素、抗菌物質などが含まれています。唾液が減少すると、むし歯の増加、歯周病は悪化します。
唾液緩衝能の判定
緩衝能とは、酸性あるいはアルカリ性を中性に戻す能力です。
歯面に付着した細菌は糖を取り込み、酸を産生し、歯面を5分程度でpH5ぐらいの酸性度にします。
pH5.4ぐらいで歯は溶けはじめます(脱灰(だっかい))。
その後、唾液の緩衝能によって30分ほどで中性近くまで戻り、きれいな状態ならば再石灰化と言って脱灰された歯面は修復されます(再石灰化)。
この時、緩衝能が弱ければ脱灰が進み、むし歯になります。
ストレプトコッカス ミュータンス菌数レベルの検査
むし歯の原因菌のひとつとされているストレプトコッカス ミュータンス菌の量をモノクローナル抗体を利用して評価します。
細菌培養検査に変更する事もあります。
子供の成長と歯科治療
歯科治療は大人でも嫌なものです。
子供にとっては、その恐怖心は如何ばかりのものでしょうか。
子供が治療を嫌がるのは当たり前です。子供が治療を嫌がった時どうするか。
押さえつけて治療するのは容易い事です。しかしそれをしたら、トラウマになるかもしれません。
子供の成長は、精神的にも、感情的にも一段一段成長するものです。
歯科治療でも私はその成長を妨げる事無く、応援し手助けをしようと思っています。
まず、一人で座れるようになるところから、次に口を開けて、器具を口の中に入れて、エアーをかけて、バキュームで吸ってみる。
そんな具合に、一つ一つ出来るようになっていく。一つできるようになるたびにほめる。
「やっぱり男の子だね!」「やっぱりお姉ちゃんだね!」「ママみたいな大人と同じ事できるようになったね」そして、「今日帰ったら、パパにもお話して、よく頑張ったってパーティーしてあげて」これが私の口癖です。たまに、「うちの子は、弱虫で気が小さいから、無理にやらないで下さい」と言うお母さんがいますが、自分の子供を過保護にするだけで、頑張ってトライしようとする子供の成長を阻害しています。
頑張れ、頑張れ、って応援し出来たらすごく褒める。
いい意味で、その気にさせるとどんどん成長していくものです。
その間注意しなければならないのが、嘘をつかない、騙さないと言う事です。
「今日は先生痛くしないよ」などと、子供を騙さないで下さい。私は、痛くなりそうなときは、「ちょっと痛いかもしれないけど、頑張れ!」「痛かったらごめんね」と、正確に話します。
お母さんも「頑張れ!頑張れ!」と励ましてあげてください。子供と私の関係は、対等でお友達にならなければなりません。
大人の患者さん以上に信頼関係が大切なのです。